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本年1月18日㈮9:30~12:30まで熊本市立健軍小学校において6年生の児童3クラス108名に対して、『鬼瓦』を活用しての鑑賞授業が、ゲストティーチャーの九州ルーテル学院大学・人文学人文学科こども専攻・児童教育コース長・准教授 犬童昭久先生と健軍小学校教諭、東奈美子先生指導の基、開催されました。児童たちに、屋根瓦や鬼瓦についてスライドや写真を使って説明し、鬼瓦や熊本城のシャチを作成した地元宇城市の鬼瓦職人・藤本鬼瓦の藤本康祐氏のビデオによる説明等で鬼瓦について理解を深めました。

グループに分かれた児童たちに、実際の鬼瓦を使用して、鬼瓦を触ったり、観察したり、鑑賞した後、それぞれワークシート1に記入して、考えをまとめました。

次に、ワークシート2に、自分を守る『鬼瓦』を考えよう!鉛筆でデザインを考え、描きました。

いよいよテラコッタ粘土で『じぶんを守る鬼瓦』の作成です。児童それぞれ個性あふれる鬼瓦が、108個出来上がりました。普通『鬼』といえば、童話の桃太郎や、1寸法師に出で来る鬼は、人に対して悪物のイメージで描いてありますが、屋根瓦の鬼は、本来、家や人々を災いから守る守護神として祀られていることを今回学びました。又、

日本の伝統と瓦文化、日常に溶け込んだ美、それを支える匠の人々の生き方についても、学ぶことができました。

今回の授業に当たり、約2週間前に、犬童准教授が来社され、授業に対して是非ご協力を頂きたいとご相談がありました。

私も、授業の趣旨に大いに賛同し、業界のPRや、屋根瓦・鬼瓦のことを、児童たちに理解して頂ける良い機会と思い、

三州の株式会社マサヨシの社長に、お願いをして、鬼面の6寸鬼瓦4種類8個を特別価格にて分けて頂き、教材として提供いたしました。又、京都嵐山の甍技塾徳舛瓦店様にも、ミニ鬼瓦32個を分けて頂き、副教材として提供致しました。

報告が大変遅くなりましたが、3年前の熊本地震で想定外の震度7を2回経験した私たちです。多数の屋根瓦被害が発生し、その復旧に多忙を極めましたが、ようやく通常業務に戻った状況です。その中にあって、ガイドライン工法に準じた屋根瓦工事の家屋の被災は皆無か軽微でありました。現在全国各地で、設計事務所協会の会員様や大学・工業高校・専門学校等で屋根瓦についての、授業や実技講習会が開催されております。今後共あらゆる機会を捉えて、屋根瓦や鬼瓦・ガイドライン工法や屋根工事業界のPRと情報発信に努めて参りたいと存じます。

 

※犬童准教授による授業

 

 

 

 

  ※東奈美子先生指導による、テラコッタ粘土を使用して、児童それぞれ鬼瓦を作成しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個性あふれる鬼面瓦が出来上がりました。

 

児童たちの柔軟な発想でユニークな鬼瓦が108個出来上がりました。

焼き上がり完成した鬼瓦108個を校内造形展で展示して、全校児童やクラスの保護者の皆さんにも、鑑賞していただきました。

 

※それぞれ自分の何を守る鬼瓦なのかを記入説明しました。

※クラス別108個の鬼瓦です。

※児童たちの柔軟な発想によるユニークな108個の鬼瓦です。

 

開隆社 造形表紙造形掲載自分を守る鬼瓦を作ろう掲載記事